店舗での衛生管理に欠かせないのが「従業員の手洗い消毒」。衛生管理における基本中の基本です。
当社では、アルコール消毒はもちろんのこと、爪ブラシを使用して爪の間を洗うなど、2種類の手洗いマニュアルを設定し、全従業員に手洗いの励行、ルールの厳守を徹底しています。

毎月、定期的に、「菌の拭き取り検査」を実施しております。この検査により、食中毒の原因となる一般生菌や大腸菌群などが厨房内で発生していないことを確認します。「菌」という見えないものを「可視化」して、それに対して事前に対策を立てる事こそ、衛生管理の基本です。

冷蔵庫・冷凍庫の温度管理を、毎日定期的にチェックしています。
万が一の機材の故障などに、いち早く気付き対応することが、食材の腐敗や異状による事故を未然に防ぐ為には大切です。

食品衛生における食材使用の基本は、「先入れ先出し」と呼ばれるものです。「先入れ先出し」とは、賞味期限が早いものから使用していくという考え方です。そのために、冷蔵庫内の配置や整理など、先入れ先出しがスムーズに行える仕組みを作っています。
また、食材の賞味期限や使用期限は、自社で厳密な検査で定めた「自社基準」を一覧表にして掲示し、全従業員が把握できるようにしております。また、毎朝、 当日に使用する食材の日付をチェックし、“期限切れ”の食材が使用されるということが絶対に起こらないように管理しています。

どんなに立派で最先端の衛生管理であったとしても、従事するスタッフの心や意識が伴っていなければ、安心・安全は提供できません。
当社は、このスタッフ教育にも力を入れております。アルバイトを含める全従業員が、「食品従事者」である自覚をしっかり持って、日々の業務に当たれるような環境を追求し続けます。

入社初日には、店長より「衛生管理における注意点」や「食品従事者の責任と自覚」についての説明を行います。
こうして、働くスタッフには、自分の体調管理や業務におけるルールの厳守など、責任感を持って業務に当たっていただきます。

オリエンテーションを通して「責任感」を身に付けた後、「衛生管理に関するマニュアル」を配布し、各自に衛生管理についての「知識」を身に付けてもらいます。「責任感」＋「知識」の両方が備わってこそ、お客様に安心・安全を提供できるスタッフと言えます。

さらには、正社員や責任者スタッフには、様々な研修や講習を通し、衛生管理指導者としての知識や考え方を身に付けてもらっております。
また、学んだことを、日々のOJTを通して、全スタッフへ伝えていく…。こうして、全スタッフの意識と知識の向上により、「食の安心・安全」をゆるぎないものにして参ります。